児玉ヘルス商事株式会社
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Archive for the ‘乳製品’ Category

4月15日 所詮、安売りかよ!

今月二度目のブログ更新です。4月に入り十勝管内では畑の作業も少しづつ本番を迎えつつあるようです。

昨年来、北海道の酪農業界では系統を離脱しての生乳出荷が話題になっています。
先週、日経新聞にこのような記事が出ていました。

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北海道以上に離農が進む本州の酪農、原料乳の確保を目的として北海道からの生乳買い入れが始まりました。
一部の報道では、酪農の本場北海道からの良質な生乳を本州の消費者に届けるとの報道もありました。(しかし実際の所はそれほど乳質は良くない生乳との噂も聞きますが)てっきり北海道の生乳の良さを伝えてくれるものと思っていたら、何てことは無く系統手数料を省いた分、安く販売しているだけのことに過ぎなかったとは。水より安い牛乳と揶揄され、少しでも牛乳と言う製品の付加価値を高めていかなければいけないはずなのに。これではいつまで経ってもスーパーの目玉商品から脱却出来そうに無いですね。何とも情けない話です。


9月25日 生乳の系統外出荷

今年度の上半期も残すところあと1週間を切りました。本当に時間の経過が早く感じます。

今朝の北海道新聞、地元の十勝毎日新聞は両紙とも幕別町内の大規模酪農家が指定生産者団体を通さずに生乳の本州送りを始めたとの記事が一面に掲載されました。

この件について私が感じていることを書いてみたいと思います。
以前からこの情報は私の耳に入っていましたが率直に私の感想としては、大規模経営を行なっても結局の所、1kg当たりの生乳の生産コストは下がらないと言うことが証明されたなと言う事です。
私も酪農に関わる仕事をして30年ほどになりますが、酪農の大規模化はここ10数年もしくは20年ほど前から始まったでしょうか。その時の謳い文句は「来るべき60円台の乳価の時代に備え規模を拡大しスケールメリットを追求せよ!」であったと私は記憶しています。ところが現在の乳価はどうなっているでしょうか。60円台どころか、70円台でもなく、乳成分にもよりますが現在は北海道の酪農家のプール乳価でも90円前後に達しています。
法人イコール企業ですから、安定的な雇用の確保、職員の福利厚生なども含め、あくなき利益の追求をしていかなければならないのが法人の宿命です。最低のコストで生産し、最高の価格で買ってくれるところへ製品を出荷すると言うことは全く不思議な話ではありません。
ただ残念ながら新聞記事によると飼料や燃料価格の高騰により酪農経営が厳しくなったため、高値の納入先を求め本州へ直接生乳を出荷と記されていますが。
この大規模酪農家が北海道内の乳価格では採算が合わなかったのか、それともより儲けようと思ったのか、実際の所はご本人に聞いてみないと分かりませんが、本州では北海道以上に離農が進み原料乳の確保が死活問題となっている本州の乳業メーカーと思惑が一致したことは間違い無いのでしょう。
現在の酪農家の手取り乳価が適正か否かは別にして、一般的には需要に対して供給が不足する場合はモノの価格は上昇し、またその逆の場合は価格は下落します。残念ながら現在の乳価はそのような状況に良くも悪くも即影響されない仕組みになっています。
この生乳の系統外出荷事例に関しては、現在の酪農生産現場やこれほどの大規模酪農経営の出現を想定していなかった指定生産者団体による一元集荷制度の限界も垣間見ることが出来ます。
いずれにせよ、この事例に関しては現在の制度に一石を投じる事になると私は感じています。


3月4日 NZ酪農スタディツアーに参加して来ました。

先月、世界一の競争力を持ち以前から一度は自分の目で見てみたいと考えていたNZの酪農を見てきました。
当別町にあるファームエイジ株式会社の主催で行われたツアーで今回で26回を数えます。

一昔前はNZと言えば羊のイメージが強かったのですが、羊肉価格の低迷によりNZ全土でピーク時7,00万頭いた羊も現在は3,000万頭まで減少しているのだそうです。

一方、中国を始め東南アジア地域などの経済発展の影響もあり乳製品の国際価格も高騰し、現在NZ国内では酪農ブームの真っ只中で生産者の乳価の手取りも過去最高の水準にあり旺盛な投資が行われていました。

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現在、NZの脱脂粉乳やバター、チーズを始めとする乳製品は世界50カ国に輸出され輸出金額では25%を占める国の基幹産業です。1980年代に国の政権が大きく変わり酪農に対して支出されていた補助金は全てカットになり、結果的に今日のような青草を最大限活用した酪農技術が確立しました。

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NZは大きく北島と南島に分かれます。酪農の歴史は北島が古く現在でも家族を中心とした経営が多いようですが、今回我々が訪問したのは南島でクライストチャーチから車で2時間ほどにあるカンタベリー地方で1戸平均の面積が200ha、搾乳牛の頭数も700頭前後と大規模な経営が行われている地域でした。

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NZ酪農がなぜ世界トップクラスの競争力を持つことができたのか?その一つの答えがシェアミルカー制度です。牧場のオーナーと契約を結び牧場経営のほぼ全般を任せられるマネージャーのような存在。もちろん経営を任せられる訳ですから利益を上げなければ継続的な契約を得る事も出来ません。
上の画像に移っているのが今回のツアーのコーディネーターで現地通訳も引き受けていただいたNZ国内唯一の日本人シェアミルカーの和田宏児さんです。
NZには日本のような総合農協はありません。当然、資金などは市中の金融機関からの借り入れで事業を行なわなければならず必然的に自己の経営の財務管理や事業計画を明確にプレゼンテーション出来なければ、オーナーとの契約や金融機関からの資金の借り入れなども上手く行きません。
和田さんからその辺りのお話を伺い、経営に対する環境の厳しさは日本の比では無いと感じました。

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いくつかのスーパーを覗いて驚いたのですが、それはミルクやチーズなどの小売価格が安くないことでした。NZドルが85円前後でしたので、日本円に換算してもむしろ日本国内で販売されている価格より高いのです。また最近は特に酪農ブームで農地価格も上がっており潅水条件のある牧草地だと日本円に換算して反当り40万円前後にもなり、法律で定められている時間当たりの最低賃金も日本円換算で北海道のそれより遥かに高く1,000円を越していました。

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現在も政府からの酪農に対しての補助金は全く無い中で、広大な面積を利用し緻密な集約放牧酪農経営により世界で一番競争力のあるNZ酪農の一端に触れることが今回出来ました。
ただ全く死角が無いかと言えばそうではなく、ここ数年マメ科のクローバーの葉だけを食べる虫の発生や、尿素などの窒素肥料の多用による環境汚染など今後は規制による生産抑制も出てくるという話も聞きました。
どこの国でも酪農と環境汚染問題は切り離して考えることは出来ないようです。

行った先でTPPの話題など全く出なかったことも印象的でした。現在NZの生産者が手にする乳価はkg当たり日本円換算で60円、日本が現在80円ほどですので、どう考えてもTPPによりNZから大量の乳製品が怒涛の如く流れ込んでくるとは考えられませんでした。


12月8日 美味しい牛乳ってどんな味なんだろう?

早いもので、もう師走に入りました。一月に一度ペースのブログ書き込みとなっていますが、HPもリニューアルしたのでもう少し書き込み頻度を上げなきゃダメですね。
さて食糧自給率が相変わらず40%前後で推移しているこの国ですが、残念ながら圧倒的な輸入食糧の流入もあり、スーパーやCVSの店頭には溢れんばかりの食糧が並べられています。
食糧難の時代においては質より量、まずは胃袋を満たすことが最優先されます。量が満たされて来ると必然的に人々はより美味しいもの、安いものを要求し始めます。(もっとも安いものにはそれなりの理由がありますが。)昨今のメニューの偽装問題などは当然、食糧難の時代にはあり得ないことですよね。
これからの日本は少子高齢化による人口減少が予測され、当然胃袋の要領もサイズダウンしていく事になります。私が仕事で関わる酪農業界ですが、生産された生乳は大きく分けて二つの用途があります。一つは飲用向け、もう一つはバターやチーズなどの原料向けでそれぞれ国が買い入れ配乳権を持つ指定団体を経て各乳業メーカーに販売されます。

また飲用向けと原料乳には価格差があり飲用向けの方が買い入れ価格は高いのです。
ところが先日ある会議の席上、北海道内にある市乳販売農協の担当者からちょっとショッキングな話を聞きました。酪農家は生産コストを下げるるため多くの生乳を生産し粗飼料以外に様々な飼料を与えます。特に泌乳量が高い牛には分娩後のエネルギー不足を補うために脂肪酸カルシウムと言うものを給与します。(全ての酪農家ではないですが、最近は現場でも結構見かけます。)もちろん法律的にも給与が認められている飼料ですが、ある一牧場だけの生乳をその牧場ブランドで販売していた所、脂肪酸カルシウムを給与してから消費者から牛乳が美味しくなくなったとのクレームが入り始め、結果的に脂肪酸カルシウムが牛乳の味に影響しているとの結論に至り、それ以来、脂肪酸カルシウムの給与は禁止にしたそうです。
私はその報告を聞いてゾッとしました。現在の酪農家は一元集荷の下に少しでも多くの生乳を生産しコストを下げようと努力していると思うのですが、実はそれが牛乳の味を美味しくなくしてしまい結果的に消費の拡大どころか、より一層の牛乳離れを起こす一つの原因になってしまっていないかと言うことです。
以前、北海道のお米は猫またぎと言われ、まずい米の代名詞でした。しかしながら現在は美味しさを追及した品種改良の結果、日本国内においても米どころにも引けを取らない物が数多く出回るようになりました。
以前、米の品種改良を行う公的な試験機関の方の話を聞いたとき、それまでは北海道内の米の育種改良項目に収量性や作りやすさと言う項目があったが、食べる人の立場から見た美味しさという改良項目が無かったと聞いて驚いたことを思い出しました。
主食の米と同じ比較は出来ませんが、今一度、美味しい牛乳と言うものをを見つめなおさないと、いくら生乳は海外から入って来ないとは言え消費者から美味しくない牛乳なら飲まないわ!と言われてしまうのではないかと余計な心配をしている今日この頃です。


7月22日 農業経営部会1泊視察研修

昨日から、浜中、根室方面へ行って来ました。
同友会では幾度か講演をいただいているJA浜中の石橋組合長ですが、やはり一度、直接現場を見に行こうということで1泊での視察研修を企画しました。
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まずはJA浜中の会議室にて運営概要や酪農家へのソーラー発電の取り組み、いち早く取り組んだ生乳のトレーサビリティ、地元企業と共同出資によって設立された酪農会社、現在計画中の養豚事業への参入などについて組合長と高橋参事から説明がありました。

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続いてJAのすぐ隣にあるタカナシ乳業の北海道工場も見学させていただきました。
この工場からハーゲンダッツアイスクリームやカルピス等の製品になる原料が生産されています。

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新規就農者受け入れのための研修牧場でも石橋組合長自ら説明を頂きました。7年前に作られたこの牧場は国などからの補助は全く受けていないのだそうです。現在3組の夫婦が新規就農を目指して研修中でした。もちろんここにもソーラーパネルが。

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今朝は同友会会員の根室市厚床にある伊藤牧場さんでフットパス体験を行い昼食も頂きました。一枚25ヘクタールもある牧草地の中を歩いて来ました。伊藤牧場さんは新垣結衣主演の映画「ハナミズキ」のロケにも使われたほどきれいな牧場です。240ヘクタールもある所有地は専門家に依頼し建物の配置や色も含めグランドデザインしているのだそうです。

仕事でも定期的にいく根室方面ですが、視察研修という形で生産現場に行くと、また新たな学びを得ることが出来ました。
来年の2月には全道農業経営部会交流会が別海町で開かれる事が決まっているとのことでした。


7月20日 またまた焼肉

 遅い動きの台風の行方が気になりますが、昨日の帯広の最高気温は30℃、で、今日は19℃の予報、相変わらず気温の乱高下が続いていますが、作物の生育は概ね順調のようです。ただ最近の高い湿度の影響で一部で病気も出始めますが、こんな時こそ作物管理の差が出ます。

 放射性セシウムの稲ワラを肉牛に給与してしまった問題ですが、和牛に稲ワラを給与するのは当たり前であって当初、牧草や放牧の中止と同時に規制するべきだったと思うのですが、あらゆる対応が後手後手に回っています。

 なでしこジャパンが凱旋帰国しました。菅総理大臣も「私もあきらめずに頑張る!」と言ったそうですが、ちがう、ちがう!やっぱりこの総理は何か勘違いしてます。

 同友会とかち支部では、地区会交流委員なるものも仰せつかっており、今年度は清水の地区会を担当させていただいています。昨夜は二月に一度、アルコールを入れながらの勉強会「ペケレ大学」が開かれました。

 今月の話題提供者は十勝でも乳製品加工をいち早く手がけた「あすなろファーミング」の取締役で村上牧場代表の村上博昭さんに牧場の経営方針と今後の展開についてお話を頂きました。
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 村上さんは、大学卒業後、デンマークで酪農実習を経験しその後酪農経営を引き継ぎ、現在はお父さんの経営する「あすなろファーミング」へ原料の生乳を出荷しています。土作りを第一に考えた酪農経営がモットーでデンマークの酪農実習で得た経験から環境にも配慮し放牧を中心とした健康な牛群つくりも心掛けています。地域の小学校への酪農体験の受け入れなどにも熱心で「あすなろファーミング」の牛乳は町内の小学校にも利用され手いるそうです。
 
 アルコールが入るのが「ペケレ大学」ってわけで、最近、話題になった「十勝牛玉ステーキ丼」に使用されている「十勝若牛」の焼肉を食べながら交流が始まりました。
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先週の和牛肉とは違って脂は控えめ、たくさん食べるならこっちかな?

 


2月7日 全道農業関連部会交流会inだて

二年に一度、全道の農業経営部会が持ち回りで行う交流会が今年は伊達市で開催されました。

どんな講演でも得られるものはあるのですが、正直言って今回の講演は個人的に期待していたほどのものではなかったです。西胆振支部の皆さんゴメンナサイ!

でも、翌日のオプション企画で行った㈱牧家と新日鉄室蘭製鉄所は大変興味深かったです。

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内浦湾が一望できるところに㈱牧家の牧場があります。夏だったらもっときれいな景色が見えたのに。
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搾乳作業が見学できる部屋で広報担当の方から会社の概要説明を受けました。70ヘクタールの牧草地に日本では唯一、ドイツ原産のアングラー種という乳牛を放牧中心で飼っています。
 現在、㈱牧家では伊達市内で生産される生乳の70%を原料として受け入れ、伊達市内の学校給食に出される牛乳はすべて㈱牧家で供給しているそうです。(そのおかげで北海道内でも下の方にランクされていた乳質も現在ではトップクラスになったとか。)

次に室蘭へ移動して新日鉄室蘭製鉄所を見学しました。
私もサラリーマン時代3年間ほど室蘭で過ごしましたが、製鉄現場を見るのは初めてです。
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まずは鉄の起源からのお勉強、室蘭製鉄所の敷地面積は400ヘクタール、関連施設を含めるとその面積は室蘭市の20%を占めるそうで、これぞ企業城下町!
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これが鉄を作るための原料、以前は石炭を夕張、砂鉄も地元から調達していた時期もあったそうです。
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これを見なけりゃ製鉄所見学の意味が無い、北海道ではここだけの溶鉱炉、オペレーションも現在はコンピユーター化され少人数での運転です。残念ながら溶鉱炉から銑鉄を取り出す作業は時間が合わず見ることができませんでした。うーん残念!
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製鉄から製鋼などのいくつかの工程を経て自動車部品などが作られます。
経済が悪化→自動車が売れない→鉄が売れない→室蘭の景気が悪化と、やっぱり自動車産業は裾野の広い産業なんですな。
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環境への取り組みも現在では当たり前のようで海洋資源の再生も研究しています。新事業で漁業でも始めるのかと思ったら陸上の植物より2倍のCO2を取り込む海草を増やすのが目的だそうです。さすが大企業!しっかりしてますわ。ただ残念ながら海草の取り込むCO2は国際的にはまだ評価の対象にはなっていないそうですが。
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という訳で室蘭名物と言えば、白鳥大橋、室蘭焼き鳥、やっぱボル太でしょう!

若いころは興味も無かった製鉄所でしたが、今回の見学はとても勉強になりました(歳を訪ってきた証拠でしょうかね?)肥料になる硫安や廃棄物?として産出される石灰など実は農業とも密接な関係があるんですよね。
 自動車産業や建築・土木といい農業といい、「鉄は国家なり」ってところでしょうか。


2月3日 牛乳は本当に売れないのか?

今日は節分、豆を撒いて一年の無病息災を願う日ですが、最近は恵方巻きをその年の縁起の良い方向に向かって食べるなど一部の地域だけで行われていた行事が全国区になっているようです。まあ相当コンビニやスーパーなどの商魂たくましい販売戦略に乗せられているといった方が正しいのかもしれませんけどね。
 
 今朝の新聞に牛乳生産が最大の減少幅を記録したと報じています。確かに最近のデフレ社会において牛乳の値上げは消費に逆行した動きではあると思いますが、果たしてそれだけが原因なのでしょうか。

 先日、良質生乳を原料にチーズ生産を行っている方が今まで使っていた原料乳が入ってこなくなったと言っていました。
くわしい話を聞いてみると、その原料乳は非遺伝子組み換え飼料の使用と一定期間の放牧、自給飼料の最大限の活用で乳質も抜群に良かったそうです。はたして乳業メーカーとどのような契約があったのかわかりませんが、飲用向けとしても足りないということらしいです。
 また昨年、伺った津別町の有機牛乳もメーカーからは増産を期待されているようですが、なかなかそこまではいたっていないようです。

 世の中、間違いなく少子高齢化は進んでいるし、人口も減少していく方向ではあると思いますが、多様化しているニーズに対しての生産現場が対応し切れていないというのが現状ではないかと思います。

 既存のシステムだけの中で同じ商品で販売を伸ばしていくことなど、今の時代所詮無理なことなのではないのでしょうか、本当に消費を伸ばしていきたいなら商魂たくましくいろいろな知恵を出し合う必要があるのではないかと思いますが?


1月31日 西川牧場さん

あっという間に今日で1月も終わりになります。

大樹町にある西川牧場さんとは永い取引をさせていただいています。
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当初は舎飼いで牛を飼っていましたが、その後立地条件を活用し放牧酪農に切り替えました。
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10年ほど前からは、お母さんが趣味で始めたチーズ作りが趣味の域を超え、立派なティールームまで作ってしまいました。
現在は冬休みですが2月の後半から営業再開ですが、今年はお店のPRも含めHPの開設を考えています。
 夏の放牧時期の生乳を利用して作られる西川牧場さんのチーズは絶品ですよ。


11月27日 来年の牛乳生産は減産?

気象庁から3ヶ月予報が出されました。今年の冬はエルニーニョの影響で比較的暖かい冬になりそうとのこと、エルニーニョといえば日本においては冷夏暖冬ということですよね。
 暖冬ということになれば太平洋側ではまとまった雪か雨が降る傾向にあるので注意が必要かもしれません。

その冷夏と多雨の中で収穫された今年の粗飼料はどうも中身が薄いようです。
一般的には今年収穫された牧草やデントコーンのサイレージが来年からの牛君たち?(正確にはメスだから牛さんか?)の主食となり生乳が生産されます。

 早いところではサイレージが開封され給与が開始されていますが、聞くと「喰いは悪くないけど力が無い」という声を多く聞きます。
 
 専門家からの意見では、日照不足で光合成が正常に行われずに成長し、吸収した窒素を蛋白質に変換出来ず、非タンパク態窒素が多い事が考えられ、糖含量が低く推移しサイレージの発酵品質も悪い事が考えられるようです。
 
 飲用乳の消費が減退し、今年の夏頃までには生産が伸び、生産過剰が懸念され、またまた生乳の廃棄処分が行われる可能性も示唆された中、結果的には自然の生産調整という皮肉な結果になりそうな状況です。生乳の指定生産団体の某系統団体の方々も内心ホッとしているのでは?


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