Archive for the ‘政治’ Category

5月12日 初物いただきました

 東日本大震災発生から2ヶ月が過ぎました。テレビのニュースなどでも毎日トップニュースは震災関係です。改めてこの大震災の大きさを実感します。
 この大震災の発生を受けて政府は正式にTPPへの交渉参加の判断時期を先送りすることを正式に決めたようです。以前、このブログでも書きましたが一方的に参加しないことより、交渉に参加し条件面での交渉をすることのほうが重要であるとの話を聞きましたので、この状況下ではいた仕方ないのかも知れませんが、これで本当に良いのか何とも複雑な心境です。

 ナタネ油カスを取り扱っていただいている清水町にある「ぷらあっとほーむ」さんで、露地栽培のアスパラを買って早速今年の初物をいただきました。
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 ほんのりとした甘みと春の香りがしました。旬のものを旬に味わえることが本当の贅沢なんでしょうねー!


5月4日 やっぱりね!

 当初の予報より、GWの天候がだんだんと悪くなっています。全道各地の峠は雪道となっているようです。

 この10年ほど、我が家のGWといえば息子の野球につき合わされました。野球の無いGWというのもちょっと寂しい気もしますが。それにしても今のファイターズの勢いはスゴイ!昨日だって、エース、ダルビッシュが最終回同点に追いつかれた時点で負け試合のところを、延長戦の次の表の攻撃で突き放してしまうんですからね。今年はいけるんじゃないですかね。6日はサッポロドームでソフトバンクとの首位攻防戦を観戦してきます。

 相変わらず予断を許さない福島原発ですが、やっぱりいましたね天下りが、もっとも原子力政策の推進とと電力会社の利益追求のために天下りを受け入れていないわけはないと思ってましたが。
 地震、津波の天災はいざ知らず、この原発の事故は間違いなく人災以外の何者でもないですね。前政権も含め、この原発政策を推し進めるに関わったすべての人間に補償問題とこの責任は取ってもらいましょう!

 それにしても日曜日の春の「天皇賞」藤原英昭厩舎の「エイシンフラッシュ」2着、惜しかったー!


3月28日 震災とTPP問題

菅首相の自宅があり、選挙区でもある東京武蔵野市では東京電力による計画停電が一度も行われていないらしいです。東電によれば複数の電鉄が乗り入れる交通の要というのがその理由らしいですが、元菅首相の秘書を努めた地元選出の市会議員が計画停電中止の要望を東電側に提出し、要望が聞き入れられたとのビラを配布したとか、アホか!としか言いようがありません。

大震災の発生により、すっかり議論の影を潜めてしまったTPP問題ですが、農経部会では先日、この問題をテーマに3月例会が開催されました。
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講師には、(社)日本農業法人協会専務理事の紺野和成氏をお招きしました。

始めに、この度の大震災発生に関して農業法人協会として国に提出した要望の報告が行われました。

現状の農林水産業の現状について、カロリーベースで食料自給率を計算しているのは世界中で日本と韓国だけであること、わが国の農業、農村は農地の減少、農業者の高齢化などにより、ここ十数年で危機的な状況が深刻化し、この15年間で農業所得が6兆円から、3兆円に半減した。
  
 TPP問題の有無に関わらず、自民党政権時代から多額の農業予算を投入しながらも根本的な農業問題は解決されていないという事実。

 紺野専務理事は日本各地で講演を行っているが、同じ農業生産地域においても生産品目の差によってTPP問題に対するアンケート結果も違うことも報告されました。

 結論的には、(社)日本農業法人協会としてTPP問題に関する提案は以下の通りです。

  方針
・環太平洋連携協定(TPP)については、100%関税撤廃が原則であり、国内農業対策等が示されない現状においては、反対せざるを得ない
・しかし、国内農業の抜本的な構造改革は、今だからこそ必要である。我々は、安全な食料の安定供給と環境や地域社会を守る諸対策の確  立を求めるため、力強い農業経営を実践し、国家国民に資する政策提言を行う。

 ちなみに協会として、この方針をまとめるだけに、のべ9時間の議論がなされたとか。
 


2月18日 困ったもの

1、2月の帯広の降雪量が史上3番目に少なかったそうです。特に雪の少ない十勝の北部士幌町では雪がほとんど無い畑もあります。
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民主党の菅内閣も崩壊へ向け動き始めた様相です。予算関連法案の可決も怪しい状況ですが、農業を取り巻く問題としてはTPPや農業者戸別所得補償制度の導入時期を控え不安視する人も当然多くなるでしょう。民主党、こんなことやってる場合か!


2月2日 国民の力は凄い

日本海側の大雪を尻目に帯広測候所から1月の帯広の降雪量は平年の3割程度であったととの発表がありました。

エジプトでは大統領の退陣を求める反政府デモにより大統領は次期選挙に出馬しないとの声明を発表したようです。アメリカからの忠告もあったようですが、国民の永年に渡る政権への不満がこの国を動かしたのです。
 一方、この国だって政治や社会、経済に対する不満は相当溜まっているはずなんですが、エジプトの様にはいかないんですね。諦めなのか何なのかわかりませんが。

 最近のお気に入りです
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正月に”トイザラス”で見つけました。寝起きのときに前足の間接につく汚れなどもリアルに再現されてます。デスクの上のマスコットです。


1月22日 相手にされなくなってきた?

40年あまり続いてきた世界第2位の経済大国の座も譲ることがいよいよ時間の問題になってきたようです。少子高齢化で経済成長はほとんど横ばい、それに対して人口で10倍の国が経済で10%も成長してくると追い越されるのは至極当たり前の現実ですよね。
 テレビのニュースで米中首脳会談が放映されていましたが、もはやアメリカの向いている方向は間違いなく日本ではないことを感じました。
別のニュース番組では次世代の電気自動車のアメリカの電池メーカーは日本のメーカーではなく、中国のメーカーと契約をむすんでいる様子が放映されていました。
 輸出によって事業が成り立つ企業群がTPPの締結賛成を唱えるのも当然のことと思います。 拡大していくマーケットと縮小していくマーケットのどちらを選択するかなどということの答えは小学生にだってわかります。

また日本の農業だって消費者(お客様)あっての産業ですから、消費者ニーズ(お客様ニーズ、納税者ニーズ)に答える農業を実践していかなければいけません。
 
 一方、世界的には資源インフレが今後の、趨勢になっていくことは間違いないでしょうし、そのような中、国民が生きていくための糧である食料をどう安定的に自給、輸入を含め確保していくかという問題は国と国民が真剣に考えなければならないでしょう。

 人権問題を何とか交渉のツールに使いたいと考えるオバマ大統領でしたが、あの中国の国家主席の無機質な表情に相手にされていなかったように感じたのは私だけでしょうか、したたかさという点では日本の比ではないようです。
 
 オリンピックの柔道などを見ていると決勝で敗れて悔しい2位(銀メダル)の選手の表情と、3位(銅メダル)決定戦に勝ってメダルを獲得した選手の喜びようが違うように、ここは一つ経済も3位という気楽な?ポジションであることを大いに活用し、独自の価値観を作り新たな経済社会を作っていくようにポジティブに考えていけばいいのではないでしょうか。相手にされなくなるのも結構なことでは?


1月17日 またまたバラマキかぁ?

6千人以上が亡くなった阪神大震災が発生してから今日で16年を迎えるんですね。地震大国日本ですからこの地震という自然災害は、いつどこで起きても不思議ではないんでしょうが、この厳寒期の北海道であの規模の地震が起きたらどうなるんでしょうか「天災は忘れた頃にやって来る」ようですから改めて備えを確認してみなければいけませんね。

政府が来年度から新規就農者向けに年間100万円程度の直接手当て制度を設ける方向で検討に入ったそうです。そのようなお金のすべてが無駄に使われるとは言いませんが、どうも菅内閣というのは財源も無い中お金をばら撒くのが好きのようです。

お金をばら撒く前に制度の見直しや無駄の排除、なぜ新規就農者が増えないのか真剣に現場の声を吸い上げているのか疑問に思います。行政のリストラも含めてまだまだやるべきことがたくさんあると思いますが?

久しぶりの「私の昼ごはん」です。
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大樹町へ行ったときは、ここ「満月」のそばが最高です。もうかれこれ20年以上は通っています。そばは手打ちの田舎風そば、何と言っても天ソバが一番です。


12月25日 エコガーデン

今年も残り1週間になりました。週末からの大雪で仕事の予定が狂い、年末のあいさつ回りもギリギリまでかかりそうです。

来年度の国の予算案も決まったようです。最近の民主党内部のゴタゴタを反映するかのように、過去最大の予算規模に関わらずあまり良い評価はされていないようです。あまり悲観的なことは考えたくは無いんですが、大きな期待は持てそうにありませんね。

取引先である帯広市の(有)紫竹ガーデンでは、現在、北海道の「一村一炭素落とし事業」を使ったエコガーデン観光ネットワーク事業に取り組んでいます。
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場内の明かりを太陽光発電を用いたり、暖房にはBDF燃料を使用し、画像のように冬期間のビニールハウスの暖房にはBDF燃料の製造過程で出るグリセリンを燃料とした専用ボイラーも設置されています。

紫竹ガーデンさんの、庭園は永年に渡り、すべて化学肥料を使用しない花壇つくりも行っていますが、昨今の変動の激しい気象条件の中でも、天候に左右されない生育が見られるとのことです。やっぱり作物はすべて土つくりが基本ですね。


12月2日 情報に惑わされない

12月に入りました。この時期暇なわけがありません。特に今年は本社を移転したのであらゆる届出や住所の変更など行わなければならず、年末の繁忙期と重なり、いつもの年以上に忙しいです。それにしても法務局への法人の移転登記印紙代3万円、代表取締役の住所変更印紙代1万円は高すぎないかなぁー?

 世界はすっかり「ウィキリークス」なるものに振り回されています。匿名による(今回は暴露者が国際手配されたようですが)政府や宗教などの機密情報をネット上で暴露するものだそうですが、何とも大変なことになったもんです。特にアメリカは外交上の本音?などに関する情報が相当情報流出しているようで言い訳に必死です。

 ネットが普及して、我々自身も仕事上便利になったことは事実ですし、経営資源やビジネスツールとしての情報が重要であることは間違いありませんが、時として知らなくたっていい情報だってあるはずです。

 この前の尖閣諸島沖の中国漁船衝突映像にしても、あの映像が誰も見ることが出来なかったらその後の我々の感情は変わっていたかもしれません。(あの映像は見ることが出来て正解でしたが)

 農業経営においても情報が重要な経営の資源になることは間違いありませんが、情報の溢れかえる時代だからこそ、その情報を判断する能力または確かな答えを導いてくれるブレーンが必要ではないでしょうか。

 私が今から18年前に中小企業家同友会に入会したときに時の大きな運輸会社の会長さんが、こう言いました。「何を知っているかではなく誰を知っているかが大事である」と、今でもこの言葉は忘れることが出来ません。


11月28日 根本的な解決策が無いものか

帯広は、この冬初めての本格的な雪となりました。全道的にこれから大荒れの天気になるとのことです。
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昨日の日経新聞によると、世界的に農産物の国際相場が上がっているようです。デフレ状況下で企業は最終的な商品価格に原料の上昇分を上乗せしづらく、企業収益を圧迫するとのことが記事の内容でしたが、目先的な問題で考えると国内農産物の価格差が縮小するとも言えますが、もっと長期的な見方で考えるとそれだけ食料が投機の対象物になっている証ともいえます。

 このような時期に唐突に出現したTPP(環太平洋貿易協定)問題の答えを出さなければいけないことは非常に難しい問題であると同時に過去にもあったGATTウルグアイラウンド後の国内農業政策のようなものがどれほど国内農業に力強さを与えたか甚だ疑問に感じます。

 先日、取引先の酪農家さんとの話で、今年の異常ともいえる猛暑の影響で生乳生産が目標を達成できない酪農家が増加するのではという話になったのですが、この問題にしても過去に何度も生乳の過不足を繰り返し、そのたびに目標オーバーでペナルティーだの、目標を達成できなかった酪農家は責任が無いのなかなどの議論を繰り返しています。
 
 生産現場レベルでの様々な事情や昨今の急激な気象の変化も理解できます。それ故に単年度限りで生産枠をきっちりと誤差なくキープするということは神業に近いことなのかも知れません。
 生産枠に関しては、この時期のプロ野球選手の年俸契約じゃありませんが、単年度契約よりも安心して取り組める複数年契約的な生産枠の割り当てといった仕組みの導入など考えることはできないものでしょうか。

 TPP問題がどのような解決をするのかわかりませんが、やはりこの国に単に食料自給率の向上などといった、どこかの省庁のための保身的なうたい文句や政権政党が変わろうとも世界的な変化に振り回されないブレない食料政策のための根本的な理念が無いことが問題なのかも知れません。


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