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10月30日 未来の農業

いやぁー、日ハム引き当てましたね斉藤佑樹の入団交渉権、あとは本人が云々言わずに北海道へ来るのを待つだけですね。来年パリーグは一段と盛り上がること間違いないでしょう。

先日、農経部会10月の例会が開催されました。今月は先進農業技術を学ぼうということで自動化・ロボット技術の研究開発動向の話をうかがいました。
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北大の野口先生からは「地理空間情報を基盤とした農業の自動化・情報化」のテーマで、日本農業の現状とロボットへの期待、GPS/GISを活用した自動化・ロボット化の動向、農水省委託PJで「農作業の軽労化に向けた農業自動化・アシストシステムの開発」”超”精密農作業ロボットシステムの項目に分け十勝のフィールドで実験を行ったことや、アメリカではすでに4割の農家がGPSを導入して営農を行っている実態を話されました。
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続いて地元ズコーシャ総合科学研究所GIS推進室の榎本吉典さんからはGISを利用した化学肥料の削減・環境負荷低減を目的とした「自動可変施肥システム」についての実践例の報告が行われました。
 この技術は無人ヘリコプターにより畑の上空から土の肥沃度を測定し、それをマップ化しPCと連動した施肥機で畑の場所によっての施肥量を加減し無駄な肥料を使用しないという技術です。
 実験結果から収量は変わらずに3割の肥料を削減できた例もあるそうです。

余談ですがズコーシャの榎本さんは今年の夏から自転車お友達です。

 農業生産現場ではすでにロボットを活用した搾乳や哺育作業が現実的に活用されてきており、必ずしも非現実的な話ではないという思いでお話を聞かせていただきましたが、GPS利用などに関してはアメリカと携帯電話などの電波に関する法律の違いもあり環境整備面からの問題もあるように感じました。世界一人件費の高い国で農業を行っている国だからこそ技術立国日本の力を農業の世界でも生かして欲しいものと思います。


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