Archive for the ‘十勝の四季’ Category
10月2日 より重要になる排水対策
最近、SNSのフェイスブックを始めてから、ブログの更新がすっかりご無沙汰してしまいました。以前はミクシィもちょっとやったことがありましたが、フェイスブックほどは、ハマりませんでした。やっぱり実名と顔を出すということにより必然的に書き込みに制限がかかるのが良いのではないでしょうか。コミュニケーションツールとしては、かなり使える値があると思います。
10月に入り、「十勝晴れ」といえるような天気になって来ました。如何せん、降水量が過去3番目に多く平均気温も高かった9月でしたので
豆類に品質低下の被害が多発し、寒冷地作物のビートなどにも高温による病気が出ている圃場も多く見かけます。この気象状況が地球温暖化の影響であるとするのであれば、作物管理はもちろんのこと排水対策もしっかりと行っていかなければいけません。でも考えてみれば昔から良い土というのは「適度な保水性と排水性」を持っているものであって仮にその部分を怠ってきたのであれば改善する余地は十分あるはずです。
九州などでは温暖化の対策として高温でも品質の低下の無い稲の品種改良が行われているようですが、そのうち北海道も高温に耐えるビートの品種改良なんてのも出てくるかも?
7月16日 おいしいイチゴ作り
つい数日前までは、30℃を越える暑さが続いていたかと思えば昨日、一昨日は最高気温が20℃にも満たないという、さすがに体調管理に気をつけないといけません。
そんな肌寒い昨夜は、帯広大正ホルスタイン改良同志会主催の焼肉パーティーに参加して来ました。
1年に1度、1番牧草の収穫が終わったこの時期に毎年開かれている催しですが昨年は口蹄疫の発生に伴い中止になっていました。
今年は時折、雨が予想されるということで大正農協さんの巨大な馬鈴薯倉庫の中での大焼肉パーティーでした。会場内はみるみる焼肉の煙で視界が悪くなります。
今年は十勝和牛の食べ放題!さすがに今朝は胃がもたれ気味?
鹿追町の(農)にしかみ経営組合さんは畑作地帯の十勝で早くからイチゴ農園を開業しています。
昨年まで組合長を努めた上原さんがイチゴの生産現場担当に戻り、今月末のイチゴ苗の定植に向けて土作りに余念がありません。
60坪のビニールハウスに「ペチカ」という品種を植えます。
スターターに少しの窒素と、今年から「十勝ナタネ油カス」を使ってもらっていますがそのほかにも有用な微生物資材等を施しています。
9月の中旬ころには、おいしいイチゴ狩が体験できますよー!
6月24日 咲く花、散る花
一昨日、帯広は今年初の30℃を越える真夏日になりましたが、今日の予想最高気温は13℃と気候変動が極端な最近の天候を象徴しているようです。
先日、高速道路の無料化社会実験が終了後、初めて札幌へ仕事で行ってきました。有料化再開ということでやはり交通量は減少している感じでしたが、大型のトレーラーやトラックをほとんど見かけませんでした。
当社でも、商品の配送にトレーラーなどをチャーターしますが、価格競争の厳しい運送業界では高速道路の通行料金は大きなコスト負担なんでしょうね。
今春、大学に入学し準硬式野球をやっている長男坊ですが、午後からの仕事前に札幌麻布球場で行われているリーグ戦をちょっと見て来ました。私も高校生まで札幌に住んでいましたが、麻布球場には初めて来ました。麻布球場ってこんな街中にあるとは知らなかった。
道内の3ヶ月予報が気象台から発表されましたが、7月は梅雨前線の影響で不順な天候が続くとか。
こんな天候でも早生系のメークインなど馬鈴薯の花が各地で咲き始めたようです。
一方、先日まで一面の黄色いじゅうたんだったナタネは花も散り始め実をつける莢が姿を現しました。
今年の莢付きは良さそう?
5月26日 北と南のコラボレート
今日の帯広の予想最高気温は25度の夏日、若干遅れ気味の農作物にとっては良い温度でしょう。
足寄町でボーンエース畜産用を使用していただいている、高野牧場さんの牛舎の横では平年より少し遅れの桜が咲きました。
先日、桜前線が稚内にゴールインと書きましたが、実はこちらの地域の方が日本で一番遅い桜の開花かも?
昨年から、「十勝ナタネ油カス」を使用いただいている、宮崎県日南市の「まるひげ農園」永倉さんから大きく立派な完熟マンゴーが届きました。
完熟すると枝からポトリと落ち、それを枝にくくりつけたネットで受けるという手間をかけた一品で、そのまんま東知事が宣伝していたあの高級品です。中々自分で買って食べることは無いかもしれません。
元々品質の高いマンゴー作りのために有機質肥料である輸入のナタネカスを使用されていた永倉さんでしたが、ご縁が会って「十勝ナタネ油カス」の品質の良さを気に入って使っていただきました。北海道と宮崎のコラボレート商品とでもいったところでしょうか。
3月11日 何か悪いことでも?
ここに来て、強い冬型の気圧配置が続いているようですが、この気圧配置は太平洋側の十勝には晴天をもたらします。いつもの年だと春が近づくと低気圧が北海道の南岸を通過し、春の湿った雪がドンと降るのですが。
現在、今春から販売を始めるナタネ油カスボカシの肥料届出の手続きを行っています。本当にこの肥料取締法って言う奴は難解なんですが、十勝総合振興局の担当の方が懇切丁寧に教えてくれるので助かっています。
ところで、先日、地元の警察署から突然、電話が掛かってきました。肥料製造、販売業者に対しての聞き取り調査だそうですが、話によると肥料原料が爆発物の原料にも使用されるとのことで、主に化学肥料の方が対象になるらしく、当社は有機肥料販売ということで、それ以上の詳しい聞き取りにはなりませんでしたが、何とも物騒な世の中です。
11月28日 根本的な解決策が無いものか
帯広は、この冬初めての本格的な雪となりました。全道的にこれから大荒れの天気になるとのことです。
昨日の日経新聞によると、世界的に農産物の国際相場が上がっているようです。デフレ状況下で企業は最終的な商品価格に原料の上昇分を上乗せしづらく、企業収益を圧迫するとのことが記事の内容でしたが、目先的な問題で考えると国内農産物の価格差が縮小するとも言えますが、もっと長期的な見方で考えるとそれだけ食料が投機の対象物になっている証ともいえます。
このような時期に唐突に出現したTPP(環太平洋貿易協定)問題の答えを出さなければいけないことは非常に難しい問題であると同時に過去にもあったGATTウルグアイラウンド後の国内農業政策のようなものがどれほど国内農業に力強さを与えたか甚だ疑問に感じます。
先日、取引先の酪農家さんとの話で、今年の異常ともいえる猛暑の影響で生乳生産が目標を達成できない酪農家が増加するのではという話になったのですが、この問題にしても過去に何度も生乳の過不足を繰り返し、そのたびに目標オーバーでペナルティーだの、目標を達成できなかった酪農家は責任が無いのなかなどの議論を繰り返しています。
生産現場レベルでの様々な事情や昨今の急激な気象の変化も理解できます。それ故に単年度限りで生産枠をきっちりと誤差なくキープするということは神業に近いことなのかも知れません。
生産枠に関しては、この時期のプロ野球選手の年俸契約じゃありませんが、単年度契約よりも安心して取り組める複数年契約的な生産枠の割り当てといった仕組みの導入など考えることはできないものでしょうか。
TPP問題がどのような解決をするのかわかりませんが、やはりこの国に単に食料自給率の向上などといった、どこかの省庁のための保身的なうたい文句や政権政党が変わろうとも世界的な変化に振り回されないブレない食料政策のための根本的な理念が無いことが問題なのかも知れません。
11月20日 引越しの連休
晩秋の十勝平野では、農作業も大詰めを迎えています。
遠くの日高山脈は雪化粧で、空気の澄むこの季節の晴れた日の景色は素晴らしいものがあります。毎年同じ光景ながらすがすがしい気持ちになります。
週末から週明けにかけては、いよいよ引越しになります。工事が予定より遅れ寒い中での引越しを覚悟していたのですが、このところの暖かい陽気は週明けまで続くとのことでほっとしているところです。
改めて引っ越し準備をしていると何でこんなにモノがあるのかと我ながら呆れてしまいます。取引の関係で日通を使って引越しをするのですが、何度もダンボールの追加を頼んでしまいました。この際、思い切って処分するモノは処分してしまおうと思います。
11月12日 今年の冬初めての?
尖閣諸島沖中国漁船衝突映像の流出で海上保安官が取調べを受けています。警視庁は地検と協議し逮捕の可否について慎重に判断するとのことですが、このところいろいろと問題視される検察がどのような判断をするのか注目です。沖縄の検察が日中関係の安定のためにという理由で中国人船長を釈放したのですから、日本国民の知る権利を行使したなどの理由で逮捕しなかったら?んな訳にはならんでしょうね。
ところでどうも保安官というと胸に星型のバッジをつけている西部劇のイメージが抜けないのは・・・私だけ?
暑かった夏が終わって急に寒くなったとはいえ、考えてみれば今日始めてタイツを履きました。いつもなら11月に入るとほぼ同時に履くのですが、やはり暖かな傾向なのかも知れません。
この季節の風物詩?といえばやはり畑への糞尿散布ですね。これを堆肥を撒くという方もいますが、厳密には堆肥化したものを散布している農家の人は多くはありません。堆積してあった糞尿を撒いているだけです。(もっとも最近の糞尿は水分も高く堆積することすら出来ませんが)
広尾町の(有)ミックランデーリィさんでは今年、新型のマニュアスプレッダーを導入しました。最近よく見かけるタイプのもので散布効率が良いのだそうですが、ちなみにお値段700万円だそうで!
9月26日 妥協?
昨日の帯広の最高気温は13℃、家の中でも車の中も暖房モードにしてしまいました。つい最近までエアコンが大活躍していたのに極端すぎるでしょ。
やっぱりそういう結果になっちゃったんですね。中国との問題、結局はわがままを言う子供に親は妥協をせざるをえなかったのでしょうか。
9月8日 やっと秋?
9月に入っても最高気温が30度を越える日が何日かありましたが、昨日の夜は強い風が吹き今朝の帯広の最低気温は15度台でした。
窓から吹き込む風がヒンヤリと感じました。強い風が夏の空気と秋の空気の選手交代を告げたのかもしれません。
今のところ天候も安定していて秋の収穫作業も順調に進んでいるようです。今年は何となく台風の発生が多いように感じますが何とか被害が出ないことを祈りたいものです。