10月7日 TPP交渉が大筋合意に関して小放言

10月に入り、昨日は帯広市内で初霜が観測されました。季節は確実に晩秋へと向かっているようです。

民主党政権下において、突然浮上してきたこのTPP(おそらく自民党だろうが、民主党だろうが与党としては参加表明、対して野党は反対だったんだろうけど思いますけどね。)これ見れば一目瞭然です。

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一番お怒りになっているのは某農業関連団体の皆さんだと思いますね。(笑)

農業関連の仕事をしている私がこんな事書くとお叱りを受けるかも知れませんが、実は私はTPPなんてどうでも良いと思っているんです。どうでも良いと言うより、根本的にこのTPPにより国内の雇用を創出させようと目論む米国とその言いなりになる日本政府の行動が気に入らないんです。

TPPなんて所詮、多国籍企業が自分達の都合の良い経済圏を作るための口実に過ぎないと思うんですね。それが安い食料が購入出来る様になるとか、人々の生活がより豊かになるなんて綺麗事並べてますけど、より格差社会が拡がるだけのことでしょう。

もっとも農業関連の仕事をしているからと言って、現在の日本農業を手厚く守れなどとヤボな事を言うつもりもありません。残念ながら現代は戦後の食糧難の時代、今日明日生きるために食べた時代ではもう無いのです。作れば売れた時代では無いのです。カロリーベースの食糧自給率40%前後にどれほどの日本国民が危機意識を抱いているのでしょうか。低食糧自給率を謳い文句に国からお金を引っ張り出した農業のお役所が今までどれほどの補助金をバラまき、どれだけ日本の農業が強くなり将来に夢と希望を持つ後継者が育ったのでしょうか。過去のGATTウルグアイラウンド対策にバラ撒かれた6兆円を超えるお金はどれほど日本農業強くしたのですか。日本の農業は競争力が無くて弱い存在だから補助金が無いとやっていけないと言う都市伝説(地方伝説?)は誰のための物ですか。

政府の言う国内対策に万全を期すなんて言葉にはあまり大きな期待は寄せない方が良いでしょうね。ウソばかり付く政権は当てにしないように自分の進む道は自分で責任を持って進むしかないですね。自分の若しくは自分達が作った農産物(商品)をどこの誰が買ってくれるのか。もちろん輸出だってその選択肢だと思います。

いずれにせよ、これから数年後にはこの協定参加良否の答えが出るのでしょうけど!

 

 

 

 

 

 

 


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