4月17日 事業承継を考える

自分がブログをやっていた事など忘れてしまうくらいの、ほぼ4ヶ月ぶりの書き込みになります。FBは毎日マメに書き込んでるんですが、どうもブログとなるとかしこまってしまい、キーボードを打つ指先が思うように動きませんね。そんな訳ですが、季節もいつの間にか春になり当社も40期がスタートしました。

農業の”農”の字くらいは知っていますが、作物や家畜のこと、同じ北海道に住んでいながら全く知らなかった十勝へ来て早いもので32年の時間が経過しました。

お蔭様で、この地で事業を継続し家族を養い、また子供達の教育も何とか無事に終えることが出来たのも当社の事業を支えて頂いたお客様、仕入先を始め、全てのお取引様があってのことです。

農業関連の仕事をしていて「農業後継者問題」と言うワードがよく出て来ます。実はこの後継者問題と言うのは決して農業だけの問題ではなく、我々のような中小、いや零細企業においても深刻な問題なのです。

農業も中小企業も息子が跡を継ぐと言うパターンが大半です。どんなに時代が変わってもこの事業承継はそう大きくは変わらないと思われます。
ただ職業の選択肢が増え個人の価値観が多様化する中で、たとえ親子であっても強制が出来る時代では無く、時代の変化を的確に捉える経営力を待たないと企業や農業だって生き延びていくことは不可能な時代です。
実際に経営を引き継がなかった方が、幸福ではないかと思われるような事例も見て来ました。

我が家にも息子が一人居るのですが、本人は学生時代から明確な目標を持っており(ある面、親としては喜ばしい事でもありますが)現在、目標だった職業に就く事が出来ました。
私は少なくともその時点で、この会社を持続させ行く為の事を以前から考えていましたので、昨年、同業者間で(そちらも後継者が居ない)事業統合を行い、第三者にこの事業を引き継がせる準備を始めました。

お互い永年に渡り農業生産現場で生きて来た者同士、固定したお客様に今まで同様、いや、今まで以上のサービスを提供すべく、現在しっかりとした経営指針を作成し、行って来た魅力ある事業を引き継いで行ける人材を発掘し、育てて行く準備を進めています。

私は、今年で54歳、事業統合を行い専務に就任して頂いた人間は60歳を過ぎていますので、残された時間はそう多くはありませんが、事業後継者を育てる40期がスタートしました。

 


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